「どこの学校でも部室なんてこんなもんだぞ。臭いはそのうち慣れるさ」 おれは苦笑いでささいな問題解決を図ったが、水原は怯えるような表情をしている。 「し、しばらくココにいてもいいですか?」 水原はおれと目を合わせず尋ねる。 「ココってどこだよ?」 「ココってここです」 水原が自分の足元を指差す。 「おまえ、部室くらい入れないで……」 「よぉ~ジマ。今日は早いな。ところでこいつ誰?」 タイミングが良いのか悪いのか、4番でキャッチャーを任されているゴリが部室にやってきた。