*.。+゚*後書き
見て下さった皆さま、初めまして、皆瀬すいと申します。
拙い文章をここまで読んで頂き、頭が下がります。
普段は1ページで完結するような、設定も何もない短編ばかり書いてるので、こんなに長く書いたのは久々です…。
書いているうちに頭がこんがらがってきて、あわあわしてました(笑)
とりあえず、今回は導入部分(プロローグのような)のつもりで書きました。
次からの本編は、日常生活を主に、主人公が悩む暇もないほどキャラクターと絡ませていければいいな…。(あくまで希望)
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「そういえば、旦那様はいつからココに居たんですか?」
思い出したように、ディノがレオンを見て言った。
(え…、旦那様ってレオンさんのコト!?)
庭師らしいディノが、屋敷の主人であるレオンをそう呼ぶのは、不思議ではないのかもしれない。
…が。
(似合わない……)
なんだか微妙な気分になってしまった。
「アルフレドが現れた辺りからだ」
尊大な態度で腕を組んだレオンが、アルフレドを見遣った。
「…結構、前から話聞いてたんですね」
「ていうか、アルフレド様は本当に何処から…?」
その疑問に、梨紅とディノがアルフレドを凝視する。
それに、キラキラとした笑みで答えるアルフレド。
「知らない方が、身のため…だよ?」
『それでも聞きたいのかい?』などと聞かれては、怖くて聞くに聞けない。
何か黒いオーラのようなものが彼の後ろから吹き出す幻覚すら見えた。
二人揃って、慌てて首を横に振れば、アルフレドにぽんぽんと頭を撫でられた。
「二人とも、いい子だねぇ」
(……なんか、完全に子供扱い)
結局、アルフレドが何処から現れたのかは、謎のままである。
fin
