あれ?ちょっと待ってよ?

――本人にも伝えてないんだよね?

 ええ?どうしてそんな重大な秘密をいきなり話してるワケ!?

「え? あ、ええ? 何で私に? ええ!?」

 少し落ち着きかけていた脳の中が再びパニックに陥りそうになる。
 そして、パニックになりかけている私に追い討ちをかけるようにお母さんが話の続きを始める。