なんとか無事に朝ご飯を食べ終わり隼人くんの部屋に戻る。
 今日は忘れないように真里にメールを送る。

……本当は起きてすぐに電話するつもりだったんだけど、

 お母さんの一時間に渡るお説教という伏兵の登場によって
 すでに真理の学校の始まっている時間となってしまっていた。

 メールの内容は『今日、学校終わったら駅前で待ち合わせしよう』ということ。
 それに加えて『隼人くんが無事戻ってきた』ということ。
 伝え忘れたらまた怒られる……何で自分に怒られるのを心配しなきゃなんないんだ。

 まだちょっと使い慣れていない隼人くんの携帯でメールを作成し、送信……と。

――休み時間にでもなれば返信を送ってくるだろう。

 さて、待ち合わせの時間までに真里を説得する方法を考えなきゃなぁ。