イニシャルはKK

響吾が慌てて帰ってしまい3人でうろうろする。
お邪魔だよな~私。
そう思いつつも「いいから、いいから」と声を掛けてくれる岡本さんとクルミ。

響吾の知り合いって誰なんだろう?
私…知らない事がいっぱいだよね?
急に不安になってくる。

私の表情に気付いたのか、岡本さんが優しく声を掛けてくれた。

「響吾の事、心配?」

「心配というより…私、知らない事の方が多くて…」

正直に自分の気持ちを話した。

「焦らなくてもいいんじゃない?
ゆっくり二人で築いていけば。
響吾が歌音ちゃんにベタ惚れなのは間違いないから」

本当に?
私、信じてもいいの?