イニシャルはKK

「…で、お前さ?
本当にお兄ちゃんが現れるとでも思ってるワケ?」

再び、その話を蒸し返されて私の機嫌は悪くなる。
黙った私の代わりにクルミが答える。

「いい加減、諦めなきゃ…ですよね~?
いつまでもお兄ちゃんを待ってたって、歌音がおばあちゃんになるだけですよね?」

「ま、それもコイツの人生、だな」

呆れたような響吾さんの一言にカチンとくる。

「いいんです!
誰が何と言おうと。
信じてるもん。
お兄ちゃんと約束したんだもん。
絶対…迎えに…来るって…」

段々、語尾が弱まる私の声を聞きながら響吾さんは言った。

「お前…弱いのな?」

弱い?
一体、私が何に??