イニシャルはKK

「キャー」と叫ぶ女の子の声。
響吾さんも黙ってはいなくて。
止めに入る男の人。

グダグダな状況。
全部私のせいだ。

「やめて、やめて」とただ繰り返し、咄嗟に私は響吾さんの背中に抱きついた。
喧嘩を止めようとしただけなんだけど、なぜか私は後ろから…。

「は?」

一瞬驚いた顔をした響吾さん。

いえ、私も自分の行動に驚きましたけど。

きっと身体が正直に反応したんだと思う。
生理的に明さんはムリだ。

そして、驚いた響吾さんの顔が私の一言で更に驚きに満ちる。

「送って下さい、響吾さん」



「はぁぁぁ?」