イニシャルはKK

信じてもいいのかな…?

家の事は考えなくてもいいの?

ついつい不安になって
涙が溢れてくる。

「歌音? どうした?
俺じゃ嫌か?」

「そうじゃないの。
釣り合わないから…。
一緒になれないって思って、響吾の事 諦めたのに…」

「バカだな。
俺にはお前しかいないし。
こうやって出会えたのは運命だろ?
離れ離れになっても、俺の中の奏が死ぬまで歌音を探すんだ。
俺と二人分だぜ? 覚悟しとけ」