突然、前を歩いていたクルミが立ち止り、私はつんのめるようにクルミの背中にぶち当たった。 「いてて…急に止まらないでよ~」 文句を言う私の前で固まるクルミ。 そのクルミの視線の先を辿ると…。 響吾がいた。 隣りに女の人を連れて。