「おはよ幸。何だか今朝は表情が違うわね」 「なんかあった? 男がらみでしょう」 小悪魔姉さん明サマが君臨してる。 「そんなんじゃないけど…」言葉を濁す私に。 「今日は6時間目サボって『マッ○』に集合よ」 駅前にあるファーストフード店の指定までされ、ニィと口角を釣り上げて笑う明姉さんに、「はいよん」と私は諦めて返事を返した。 ははは…、全部バレるな。目の前の明を見ながら、私は苦笑した。