「あんた……」
『西遠寺くん、ごめんね?
私が引き受けちゃったから、ついでに男子の代表もうちのクラスでってことになっちゃって……』
食ってかかろうとした西遠寺と司会者の間に割り込んだ。
これ以上長引かされてはたまらないから。
それに……。
ここで二人の口論を止めれば、私の有能さをアピール出来るじゃない?
ついでに可愛らしさもね。
じっと、とびきり可愛い顔をして西遠寺の目を見つめる。
これで黙らない男はいない。
ああ、素敵過ぎる自分が怖いわ!!
「高宮さん、気にすることないよ、こんな男のこと」
端役はお下がりなさい。
輝かしい舞台の主役はこの私よ。
「高宮さん、気にしないで。
高宮さんと一緒なら、俺が喜んで引き受けるよ」
何なのかしら?
悦に浸っていた私の意識を、含みのある笑みが引き戻した。
この男、何か油断ならない。
そんな気がする。
「改めて宜しく」
差し出された手を控えめに握って。
見下ろしてくる視線に対抗するように、真正面から男の顔を見据えた。
『西遠寺くん、ごめんね?
私が引き受けちゃったから、ついでに男子の代表もうちのクラスでってことになっちゃって……』
食ってかかろうとした西遠寺と司会者の間に割り込んだ。
これ以上長引かされてはたまらないから。
それに……。
ここで二人の口論を止めれば、私の有能さをアピール出来るじゃない?
ついでに可愛らしさもね。
じっと、とびきり可愛い顔をして西遠寺の目を見つめる。
これで黙らない男はいない。
ああ、素敵過ぎる自分が怖いわ!!
「高宮さん、気にすることないよ、こんな男のこと」
端役はお下がりなさい。
輝かしい舞台の主役はこの私よ。
「高宮さん、気にしないで。
高宮さんと一緒なら、俺が喜んで引き受けるよ」
何なのかしら?
悦に浸っていた私の意識を、含みのある笑みが引き戻した。
この男、何か油断ならない。
そんな気がする。
「改めて宜しく」
差し出された手を控えめに握って。
見下ろしてくる視線に対抗するように、真正面から男の顔を見据えた。