公園の中を細い川が横切っていた。穏やかに流れて行く水の音が耳に心地良い。
「到〜着! ここが今日の目的地です!」
彼女は紙袋からシートを取り出して木陰に広げた。
「お天気良くてよかった。雨になったらどうしようって心配だったの」
どうぞと進められて彼女の隣に腰掛ける。
「今日はね、ここでゆっくりして、ご飯食べて。二人でのんびりしようと思うの」
お弁当作って来たのよ、と彼女は得意そうに言う。
「ありがとう。絢乃得意の巻き寿司?」
「今日はお洒落にサンドイッチ。デートっぽいでしょ?」
単純だと笑われてもいい。彼女の手作り弁当なら巻き寿司でもサンドイッチでも梅干しご飯でも僕は嬉しい。
……訂正。梅干しご飯ならプラスαを希望。
「とりあえずコーヒー飲む?」
彼女は紙袋から二本缶コーヒーを取り出し、瞬君はブラックだよねと黒い缶を手渡してくれた。
鳥のさえずり、虫の鳴き声、流れて行く水の音。
時々聞こえる子ども達の笑い声。
二人とも言葉を交わさずにただ寄り添っていた。
静かだ。なのに気まずさを感じない、心地良い静けさ。
「到〜着! ここが今日の目的地です!」
彼女は紙袋からシートを取り出して木陰に広げた。
「お天気良くてよかった。雨になったらどうしようって心配だったの」
どうぞと進められて彼女の隣に腰掛ける。
「今日はね、ここでゆっくりして、ご飯食べて。二人でのんびりしようと思うの」
お弁当作って来たのよ、と彼女は得意そうに言う。
「ありがとう。絢乃得意の巻き寿司?」
「今日はお洒落にサンドイッチ。デートっぽいでしょ?」
単純だと笑われてもいい。彼女の手作り弁当なら巻き寿司でもサンドイッチでも梅干しご飯でも僕は嬉しい。
……訂正。梅干しご飯ならプラスαを希望。
「とりあえずコーヒー飲む?」
彼女は紙袋から二本缶コーヒーを取り出し、瞬君はブラックだよねと黒い缶を手渡してくれた。
鳥のさえずり、虫の鳴き声、流れて行く水の音。
時々聞こえる子ども達の笑い声。
二人とも言葉を交わさずにただ寄り添っていた。
静かだ。なのに気まずさを感じない、心地良い静けさ。



