どうして?
やっぱり、もっともっと
かわいい女の子がいいんだ。
じゃあ、いつから?
付き合い始めに言ってくれていた
『好き』の言葉は
どこに行っちゃったんだ?
「泣くほど好きなんだろ。
だったら
奪っちまえばいいじゃねぇか!!」
「仕方ないよ。
あんなにもかわいい女の子に
勝てるわけ…」
「希帆は外見で
その女に負けたと思ってんだ?」
「…何か悪い?」
「悪くねぇよ。
ただ、外見なんかで
負けたなんて思うなよ。
そんな判断をしたあの男が
全部悪いんだからな」
「………」
その准一の言葉は真剣で、
全部あたしに真正面から
向かって来てくれていた。
「まだあの男が好きだから
嫌いとかバカとか言えない?」
「……悪い?」
それは言えない。
最低な奴だと分かってても
好きだと思えた奴だから。

