あたしは隣で
後半はずっと涙を流していた。
知らない間にあたしの手の甲に
そっとアイツの手が
置いてくれてあった。
そこから伝わる熱。
正直、ドキッとした。
同時に心が暖かくて
ふわふわした気分だった。
「うわぁ、
すごい感動したなぁ」
「そりゃ、良かった」
「うん、また来たいな」
「俺と?」
「うん!」
「そっか」
「……か、彼氏と!!」
「あっそ」
横で准一は笑っていた。
思わず言い直したあたしに。
ついボロッと口が滑った。
でも、こいつと映画を見るのも
面白いかもしれないと思った。
あと今度はどんな映画を選ぶのか
気になるし。

