「あたし彼氏いるから無理!」
「うん、知ってるよ。
だから何?」
「彼女とかならないから!!」
「絶対に?」
半分ニヤけた顔で笑うアイツ。
「ぜ、絶対に!!」
少し引きずり込まれそうになりながらも踏みとどまる。
「なんで、あたしなのよ?
それにあんたは
美和のストーカーで…」
「美和とか眼中にねぇよ。
お前が好きだっつってんだろ」
低い声で呟かないで。
この小さな部屋で
吐息も声も全てが響くから。
その声で好きだとか
簡単に言わないで!!
久しぶりに聞いた
『好き』の言葉。
胸がキュンっ………
なんて絶対しないっつーの!!!

