海堂社長があまりにも真剣に言うもんだから返事しちゃった。




それに返事した後だし、断る事も出来なくなってしまった。





結局、海堂社長に紗衣を抱っこしてもらう事になった。





「何が食べたいですか?」

「ん〜………。」





考え込んでしまった海堂社長。





「鳴海さんの得意料理はなんですか?」


「えっ、得意料理ですか?………オムライスですかね。」


「じゃあ、オムライスが食べたいです。」


「え……いいんですか?」

「はい。」





晩ご飯はオムライスに決まり、材料を買ってスーパーを出た。





海堂社長は車だというので、乗せてもらい一緒に家に帰った。





やっぱり社長って儲かるんだな。





海堂社長の車は高級外車でメルセデスベンツだった。




本当に乗っていいのかと躊躇ったが、ドアを開けて待ってくれてたから乗せてもらう事にした。





やっぱりお弁当を買って帰ればよかったと後悔した。