社長のご指名

「本当にすみませんでした。」


「僕も悪かったんですし、謝らないで下さい。」





色んな人が行き交うロビーでなにしてるんだか……。




「こんなところで会うなんて偶然ですね。」


「本当ですね。海堂社長はお仕事ですか?」


「ええ、夜に商談があって。」


「そうなんですか。お疲れさまです。」


「あの、お時間があれば話しでもしませんか?」


「大丈夫ですよ。今から部屋に行くので一緒に行きましょう?」





ポーターに荷物を持たせたままだったし、話しというのも今度の企画の事だろうと思い、一緒に部屋へ向かった。





「鳴海様のお部屋は、40階の12号室でございます。」




ポーターに案内され、部屋に向う。





カードキーで、ドアを開けると豪華としか言えないほどの室内だった。





大きいガラス張りの窓からは町を見渡せる。