海外でまた仕事をすると決めてから、日本での仕事も忙しくなった。





海外に長くいるわけじゃない。





数ヵ月滞在してオフには日本に帰ってまた数ヵ月海外に滞在する。




仕事で海外に行くと紗衣に言えば、ダメだと言われやっぱりオファーは断ろうと思ったのに





「紗衣ちゃん、ままが仕事で遠くに行ってる間寂しくないように、ぱぱがなんでも買ってあげるよ。」


「ままっ、行ってらっしゃい。」





物じゃ靡かないと思ってたのに、あっさり朔夜についてしまった。













「アキさん、写真集の話も上がってますが。」


「そうなんですか?知りませんでした。」





今、私は海外へ向かう為に空港にいる。





空港にはたくさんの報道陣が詰め掛けていた。





報道陣からなんとか出る事が出来、搭乗口に向かう。





「ままぁー!」





朔夜と紗衣は先に待っていてくれて、私の姿を見つけると手を振ってくれる。