「ゔー…。」


「痛いかな?」


「だーじょぶぅ…。」


「紗衣ちゃんエライねぇ。もう少し我慢出来るかな?」


「ゔ〜、がばるっ。」





リハビリをしている私の隣で紗衣も今日からリハビリに入った。





泣きそうな顔をしてグッと耐えてる。





「あ゙〜やだぁ。ま、まぁー。」





ついに泣き出してしまい、紗衣担当の先生は焦りオドオドとしてる。





「ま、まぁ、だっこぉー。」





先生がソッと抱き上げ、紗衣を渡してくれた。





「今日はこれくらいにして、また明日にしましょうか。」


「すいません。」


「いいえ。紗衣ちゃん頑張ったねぇ!今日はもう終りだからままとお部屋に戻ろうかね。鳴海さん、落ち着いたら呼んで下さいね。」

「すいません。ありがとうございます。」





シャッとアイボリー色のカーテンを閉め、先生2人は別の患者さんの元に向かった。