修一を説得して、担当医に日本でいい環境の病院と先生を教えてもらった。





修一の家族にもその事を伝え、こっちまで迎えに来てもらうようにした。





本当は私が行きたい。





仕事なんかほっといてずっと傍にいたい。





「仕事をしてる章菜は輝いてる。」




そう言ってくれたから、日本でも私の仕事ぶりを見て欲しいから…。





修一が日本に帰ってからは、修一のお母さんと電話して今の状態を聞く事しか出来なかった。





大きくなったお腹もエコー写真も見せたかった。





でも、私達が望んだ女の子って事は伝える事が出来た。





膨らんでいくお腹の事も考え、六ヶ月に入ってモデルの仕事を休む事にした。





仕事も休む事が出来、修一に会いに行こうと思った矢先だった。





「章菜さん……今まで本当にありがとうございました。修一は幸せ者です。」