会議室には他の課からも数人来ていた。





「みんな、朝からごめんなさいね。今日の会議で決まらないと、製造が間に合わないのよ。11時の会議に間に合うようお願いするわね。」





円になるようイスに座り、デスクにあるデザインに目を移す。





「意見があったらどんどん言ってちょうだい。」


「あっ、じゃあいいですか?このホットパンツなんですけど………。」


「この黒のランジェリーは…………。」


「シフォンワンピの胸元なんですけど………。」





社員が次々と挙手して意見を言い合う。





私と紫穂はデザインが訂正し、スクリーンに映してみんなに見えるようにする。




この話し合いは11時前ギリギリに終わり、なんとか決まった。





社長も社員も少し疲れてるものの、話し合い前とは顔が違い納得いったみたいだった。





私と紫穂はこのまま残り、11時からの会議に出る事になった。