社長のご指名

それから私と修一は付き合い始めた。





私の一世一代の告白だった。





お互い今住んでるマンションを解約して、2人で不動産に行って実際にマンションを見て、住む部屋を決めて引越しをした。





“まだ”じゃない。





“あと”一年しかない。





一分一秒、一緒にいたい。





修一は会社を辞め、家事をしてもらった。





私は出来るだけスケジュールを詰めてもらった。





睡眠時間が30分でも1時間でもいい。





午前中だけでもオフが欲しかった。





そんな半日だけのオフに修一と買い物したり近くの公園を散歩した。





お揃いのパジャマも歯ブラシも色違いの食器も、新婚さんになった気分だった。





毎日が毎日楽しかったわけじゃない。





仕事の事で苛つく事も修一に八つ当たりする事もあった。