その日から私達は話すようになり、友達になっていた。





お互いの事を質問していくと、永家さんは私の住んでるマンションの近くに住んでいるらしい。





この土地に来て4年で、大手企業で働いてるが拒食症が治るまで休みをもらってるらしい。





「次は何曜日に来る?」


「次は火曜日。」


「じゃあまたここで会おうな。」


「うん、またね。」


「仕事ほどぼとに頑張れよ、章菜。」





永家さんは堅苦しいと言われ、修一と名前で呼ぶようになった。





修一もアキではなく、章菜と呼ぶようになった。





修一は絶対仕事の話は聞いてこなかった。





私が帰る時は、ほどぼとに頑張れと言うだけだった。





プライベートらしいプライベートが出来て嬉しかった。





仕事の話をされうんざりする私を気遣ってくれてたのかもしれない。





そんな修一の優しさを感じるたび、私は修一を好きになって言った。