無邪気に話す雪菜は可愛くて憎めない。





妹に尊敬されてるなんて、嬉しい過ぎるよ。





「ありがとっ。プール行こうか!」

「うんっ。さっちゃん、手ぇ繋ごう?」





雪菜と手を繋いだ紗衣は笑顔が絶えない。





駅からバスに乗り、プールまで行く。





年中無休の施設で、流れるプールや子供用プール、ウォータースライダーもある。





20分ほどバスに揺られ、到着すると駐車場には渋滞が見られた。





チケット売り場は勿論長蛇の列。




「凄い人だね。」


「休日だししょうがないのよ。」





一番後ろに並んだけど、日射しが強すぎる…。





「日焼け止め塗ってる?」





雪菜は現役モデルだし、日焼けなんてしたら大変。





「ばっちり!お姉ちゃんは?」


「勿論ばっちり。シミ出来ちゃうし、この年齢になると色々厳しいの。」


「まだ若いのにオバサン発言しちゃって。」