「章菜ちゃん、久しぶりだね。」


「そうだねー。憂梨ちゃんと藍梨ちゃんはまた可愛くなったね。」

「本当っ?嬉しいな〜。私ね、将来は章菜ちゃんみたいになりたいの!」


「私!?」


「うんっ!優しくて可愛くて綺麗で、仕事してる章菜ちゃんはかっこよくて〜パーフェクト!」





そんなに言われちゃ照れちゃうんだけどな〜。





それにパーフェクトって……。





「梨珠さんの方がパーフェクトじゃない?」


「ん〜ママはね怒ると鬼になるし、本当は悪魔だってパパが言ってた。」





いや………うん、そんな時もあるよね。





「あら、本当?」





艶のある声が聞こえ、私と憂梨ちゃんは固まってしまった。





「もっと詳しく聞きたいわぁ。」





ゆっくり振り向くと、腕を組み恍惚な表情を浮かべた梨珠さんがいた。





「あーぅ…えっと、忘れちゃった…ママ、パパに聞いて下さい。」