そう話す萩原先生は辛く笑みを浮かべてる。





「すいませーん!遅れちゃいましたぁ〜。」





悪いと微塵も思ってない声が聞こえ、視線を移す。





あれは………連絡がつかなかったモデル?





事務所の社長がツカツカと寄って行く。





さっきまでざわめきのあったスタジオは静寂していた。





「あなたの仕事はもうないわ。帰りなさい。」


「えっ!?意味わかんないんですけど〜。」





怒りを鎮めて言う社長に対し、おちゃらけたように言うモデル。





「休憩終わりだ。最後始めるぞ。」




萩原先生の一言にスタッフやモデルが動き出す。





俺も邪魔にならないところまで移動した。





事務所の社長とモデルは隅に移動して行く。





「まず、遅れてきた理由を言いなさい。」


「彼氏の家に泊まってたんですぅ〜。」