キラキラ光る涙。薄れていく意識。 思い出が走馬灯のように駆け巡り、あたしを優しく包む。 『ずっと一緒におりたかった』 日向の腕の中、そっと背伸びして彼の頬に手を当てる。 触れられなかったはずの手に何故か温もりを感じるのは、神様の最期のイタズラだろうか。 『日向、大好きっ』 彼の頬を引き寄せ顔を近づけると、夕日の様に真っ赤な笑顔。 そっと唇を近づけ重ねると、微かに涙の味がした。 ―――それはきっと、最高に幸せな あたしと日向が過ごした49日、最期の奇跡。