「そんな目ぇで見てもムダや。誰も助けてくれへんで?」 そのまま首をつたい、稲葉の指があたしの付けていたリボンを解いた。 「ショータイムの始まりやな」 その言葉と鋭い瞳に、あたしは静かに目を閉じた。 ―――賽は、投げられた。