「ほんまに、アホなライオンやでお前」 そう言われ、ほんとにバカだと自分でも思った。 体中に血液がめぐり、頭と顔が熱くなる。 「陽菜になんかやってみろ、お前ら皆殺しやぞ」 あまりの怒りに頭がおかしくなりそうだ。 けらけらと笑う稲葉の声に混じり、複数の男の声が聞こえる。 「やってみろや、このアホライオン。公園で待ってるわ」 そう言ってブチッと切れた電話同様に、俺の頭の血管も切れた気がした。