――――――… 「おい」 その声と、肩に置かれた手にゆっくりと顔を上げる。 昼休み終了5分前。 「うち、ちょっとトイレ行ってくる」 そう言った陽菜を見送り、机で突っ伏して寝ていた俺の前にそいつは現れた。 高校に入学し、1ヶ月ほど経った頃からウザいのなんのって。 稲葉光輝を筆頭に、俺を毛嫌いしてるよく分からない連中。 何かしら突っかかってきては―――まぁ、本当鬱陶しい。 その一言に尽きる。