「えーうちもうマクド飽きたわぁ…。この前もサボって一緒に行ったやん」
「おい、パンよこせ」
「んー。どうしよっかなぁ?」
「はよよこさんか、ハゲ」
「そんな口悪い人には上げませんー。陽菜様、おねがいします。やろ?」
……このアマ。
楽しそうに笑って、俺の目の前にぷらぷらと焼きそばパンを差しだす。
アホ陽菜め。そう心の中で悪態ついてみるも、数多の男はこいつに夢中。
なにがいいのか、昔から男の目線を惹きつけるこいつの能力は、高校に入るとファンクラブなんて物が出来る程に開花した。
…まぁ、本人は全く気付いてないだろうけれど。

