邪魔するもなにも、それ以前に日向が自ら進んで勉強するとは思えない。 『病院に…行こっか、日向』 冷え切った空気の中、やっとの事でそう口にする。 あたしの前に日向を病院にブチ込もう。 うん、絶対そうした方がいい。 このままじゃ正常なイチまで日向ワールドに呑まれてしまう。 しかし、あたしの心配をよそにボケという名の奇行を繰り広げる彼によって、じわじわと“日向ワールド”は周りの空気を浸食していく。 「病院?ふっ…笑っちゃうね」 ―――おめーが一番おもしれぇよ。