『なにさ?』
何故か怪訝そうなその顔に問いかければ、
「なんやねん、暑苦しい」
すぐにそんな答えが返って来る。
『でもうち体温ないやん』
だから少しムキになって反論してみるも、
「けど気配はある。だから暑苦しい」
すぐにバサリと切り返される。
どうやらあたしは、いつの間にか日向の横にぴったりと寄り添って寝ていたらしい。
『むー…ケチんぼー。うちは日向をそんな男に育てた覚えはないぞっ!』
「育てられた覚えもないけどなー?」
ふくれっ面で抱きつくあたしの顔を、日向は笑いながら押し返す。
だからあたしも負けじと足まで使ってしがみ付く。

