ふと下に目線をやると、日向の夕日に伸びる影があたしの足元に重なっている。 …けど、あたしの影はやっぱりどこにもなくて、余計に自分は幽霊なんだと実感させられる。 決して重なることの無い影に、どこかあたしは感じていたんだろう。 『…日向に依存しすぎるのもやめるから』 ―――このままじゃ日向の傍にいる事さえも、できなくなるんじゃないかって。