ガチャリ、扉の開く音がして、振り返ると日向の姿。 柱にかけた手には、あの子が張ったらしい絆創膏。 「なぁ、なに怒ってんの?」 思わず俯くとそんな声が落とされて。 『別に怒ってへんもん』 ムキになって返すと、「ほら、怒ってるやん」ってあたしの眉間に出来たシワを指差す。