『…それより日向、』 あくびを繰り返す背中を見つめながら声をかけると、「ん?」って振り返る金色頭。 そんな能天気で何気ない姿が最近やけに可愛く見えて、心臓がキュンって心不全。 ……って、あたしの心臓は既に止まってたりするんだけど。 「…どした?」 『んぎゃ!?』 「んぎゃって……お前なぁ」 瞼を開いた直後、視界いっぱいに広がった呆れる日向の顔。 さっきまで背中全体が軽々収まっていた筈なのに、瞬きをした一瞬であたしの視界は日向の小さい顔でいっぱいになっていた。