―――☆


ガバッ!


『はぁはぁ…はぁ…なに、今の…』


荒く肩で息を繰り返しながら、手に絡みついていた布団を抱きしめる。


目を開くと、そこには白い空間が広がっていた。


正確に言うと、ここは保健室。


締め切ったカーテンの中にひっそりおかれたベッド、白いシーツの上にあたしは一人。


「…ん……」


…と、思ったけど違ったらしい。