あたしの口も驚いた事でパックリ開いて、中々戻りそうにない。 だけど閉じる事なく動いたあたしの口は、 『誰、この子?』 目の前に突っ立つショートボブの女の子を指差し、日向を見上げて呟いた。 「あ、あの…」 どうやらドアを先に開けたのは彼女のようで、口ごもっては言いにくそうに日向を見つめる。 「山岸?」 少し首を傾げ、知らない名前を呼ぶ日向は彼女を知ってるようで… 「あのな、日向くん」と親しげに話す彼女に、二人は知り合いなんだと悟った。