自分にツッコミを入れながらガバッと起き上がり、時計をもう一度確認したあたしは目を見開いた。
『うそやろぉー!?』
何度目を擦って時計を見ても、神様は助けてくれそうにない。
やっぱり時計は9時30分を差していて、それがどういう事か、寝起きの頭でもちゃんと理解出来た。
完璧遅刻やんか!
…なんて、言った所でどうにかなるようなもんでもなく、
『何でオカン起こしてくれへんかったんよ!アホー!』
この場にいないお母さんに、取りあえず理不尽な文句を叫んでおいた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…