『―――それからやねん。綾子がうちを恨むようになったんは』 「……」 『…少ししてから日向が屋上のカギを壊して、それからうちと先輩が一緒にサボることは無くなった』 口を閉じ視線を上げると、壱夜は難しい顔で空を見上げていた。 その様子で何か言いたいんだろうなって分かってしまうあたしは、やっぱり賢いのかもしれない。 「陽菜は……」と、予想通りに口を開いた壱夜は、鈍色に光る瞳をこっちに向けて―――…