「なぁ、」 「ん?」 「いっつも陽菜ちゃんの横におる金髪って、彼氏なん?」 「ちゃうよ。幼なじみやで」 弘樹にはこのとき、既に彼女がいた。 それは他でもない綾子で、「嫉妬深い子や」と彼が困ったように言っていたのを覚えている。 何を勘違いしたのか、弘樹は日向があたしの彼氏なんだと思っていたらしく―――… 「マジで!?」 「うん」 あっさり否定してやると、目を丸くして驚いた。