何だかはぐらかされたみたいで悔しいあたしも、日向と同様立ち上がる。 『日向、焼きそばパン好きやなぁ?』 「おう。あんな旨いもん中々ないやろ?」 『え〜。うち、メロンパンのが好きやわぁ』 少し眉をしかめながら『メロンパン最高やろ?』と聞くあたしに、 日向はドアノブに手を伸ばしながら、「お前、人生の半分損してんな」と鼻で笑った。