「ゆっくりでいいから、話せる?」 …屋上はいつもと変わらず、同じ風が吹いていた。 何故かその事に、もの凄く安心した。 あたしの涙を親指で拭き取った壱夜が、いつもよりも優しく問う。 それに対しゆっくり頷くと、 『…ロフトがいい』 あたしは上目づかいで壱夜を見上げ、お決まりの場所を指差した。