なのに…何の因縁なのか、こんな平和な日に限って一悶着起きたりするのはどうしてだろう?
「いつ来んの?」
『ん―…日向の停学が解けたら一緒にイチの家に―――…』
―――バンッ!
突然の大きい音にあたしの声が遮られ、同時に教室中が静まり返る。
意図も簡単に平和な日常に終わりを告げたその音は、余韻を残して響き渡った。
何事かと目を見開き視界に飛び込んで来たのは、乱暴に開けられたドアと凄い形相の女子生徒。
その光景に、さっきの大きな音はこの女子生徒が強くドアを開けたせいなんだと、すぐに理解した。
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