そこで今朝の夢を思い出したあたしが、ふと『日向ってうちが死んだ時泣いたんかなぁ?』 …なんて、突飛な質問をしたせいか、ブラックコーヒーなんて渋い物を飲んでいた壱夜は散々むせた後、さっきのもっともな返事を返してくれた。 そりゃそうだ。 日向でもない壱夜に聞いても分かるはずがない―――…のは重々承知。 でも聞きたくても今この場に日向がいない訳で、他に聞く人がいないんだからしょうがない。 …きっとあたしの事だから、小一時間もすれば質問の内容どころか聞こうとしてた事さえ忘れてしまうだろう。