―――☆ 昔よく遊んでいた小さな公園。 まだ幼い手の平には、一枚の真っ黄色な羽。 懐かしい記憶。 「…っく……うぅ…」 あたしが大好きだった、ペットの黄色いセキセイインコが死んでしまったあの日。 公園の隅っこに穴を掘って、大事にしていたピッピの小さいお墓を作った。 涙の止まらないあたしの隣には、やっぱり……当たり前のように日向がいた。