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昔よく遊んでいた小さな公園。


まだ幼い手の平には、一枚の真っ黄色な羽。


懐かしい記憶。


「…っく……うぅ…」


あたしが大好きだった、ペットの黄色いセキセイインコが死んでしまったあの日。


公園の隅っこに穴を掘って、大事にしていたピッピの小さいお墓を作った。


涙の止まらないあたしの隣には、やっぱり……当たり前のように日向がいた。