『日向の授業は気楽でいいわねぇ〜』


「うるさいわ!」


『日向の方がうるさいで?』


少しバカにしたようにあたしが笑うと、日向は言い返そうと思ったのか立ち上がる。


ぐるるるる〜っ…


……が、突然響いた不可解な音に首を傾げると、それは立ち上がった日向のお腹の音だった。


『あはははっ!アホや〜』


「…最悪やなお前」


真っ赤になった日向は、そう呟きながら座り込んだ。