「焼きそばパン買ってくる」 『え?』 口を開くやいなや何を言い出すかと思えば、お昼御飯の事らしい。 最近日向の家に入り浸っているせいか、自分の家に帰っていないあたしはお弁当を作っていない。 何となく日向の家が居心地良くて、遊んだついでにそのまま寝ては起きてを繰り返していた。 「イチは何もいらん?」 「あぁ、大丈夫」 すっかり笑いが収まったのか、クールさを取り戻した壱夜に日向は聞くと教室を出ていく。 今日みたいな日差しの強い日は照り返しが酷くて、とてもじゃないけど屋上にはいられない。