何故かあたしも真っ赤に頬を染めてしまって、益々彼の思う壺になってしまった。
『もう、早く学校行こ!』
あまりにも弄られるもんだから、さっさとネクタイを結んでしまうと日向の手を取りドアに足を向ける。
けどあたしの歩はピタリと止まってしまい、それは後ろの日向が足を止めてしまったからだった。
『日向…?』
振り返り視線を上げてきょとんとしていると、さっきとは違って少し寂しそうな表情をした日向がそこにはいて…
「俺は…陽菜が死んでも死なへんで?」
徐に口を開いた彼に、あたしはちょっぴり悲しくなった。
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