そんな彼に唇を尖らせて顔を上げると、「何拗ねてんねん」と少し困ったような、だけど優しい声が降って来た。
『日向が死んだら、うちも死ぬ』
そうバカみたいな事を口にして、言った後で我ながら頭が悪いと再確認する。
“うちも死ぬ”と口にしたところで、あたしはもう死んでいるのに。
もう一度死ぬなんて、そんなバカな話ある訳が無い。
…けど。
「あははっ!愛されてんなぁ、俺」
『バカにしてるやろ?』
「ん?まぁーな」
『うち本気やもんっ!』
―――何度でも、死ねると思った。
…日向と一緒なんだったら。
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